スパイスを引き立たせるテンパリングの効果(ココナッツチキンカレー)

今回のカレーはココナッツチキンカレーです。
今回は新たな工程を取り入れました。それがテンパリングです。
テンパリングとは、ホールスパイスの風味を引き立たせる工程のこと。
テンパリングすることで、カレーは深みを一段と増します。

それではテンパリングを取り入れた本格カレーを紹介します。
材料はこんな感じ。分量が書いていないものはお好みで適当に。

材料

      • ホールスパイス
        • クミンシード
        • 唐辛子
        • シナモン
      • パウダースパイス
        • クミンシード 小さじ2
        • ターメリック 小さじ1/2
        • カイエンペッパー 小さじ1
        • コリアンダー 小さじ4
        • ガラムマサラ 小さじ1
      • マリネ用
        • 塩コショウ
        • ヨーグルト 大さじ3
        • にんにく
        • しょうが
        • レモン汁
      • 鶏肉 360g
      • ピーナッツ
      • サラダ油大さじ4
      • 玉ねぎ1.5玉
      • トマト缶1缶
      • コンソメ7.5g
      • ココナッツミルク 300ml
      • 水50ml
      • 赤ワイン

まず、塩コショウをふった鶏肉をマリネに漬け込みます。マリネはヨーグルト、にんにく、生姜、レモン汁を混ぜたもの。だいたい2時間くらい漬け込みます。

玉ねぎはくし切りに、ピーナッツは砕いておきます。

そしてテンパリングを行います。
今回使用したホールスパイスのクミンシード、唐辛子、シナモンです。

多めのの油で熱します。

ポイントはとにかく焦がさないこと。
弱火でじっくり熱します。

ここで一旦唐辛子とシナモンはとりだします。
ホールスパイスを取り出すタイミングは人それぞれ。
最後まで取り出さないという方もいるそう。

玉ねぎを投入。

飴色になるまで炒めます。この時のポイントは強火でしばらく放置です。途中で差し水すると、出来上がりは早くなります。

飴色になった玉ねぎにパウダースパイスを投入します。

絡めあった後、トマト缶、ココナッツミルク、水、コンソメを投入。
鶏肉をマリネごと加え、15分ほど煮込みます
最後に赤ワインをぐるっと入れ、砕いたピーナッツを入れ完成です。

シナモンとココナッツの効いた、クリーミーなカレーになりました。ピーナッツの食感もいい感じ。
今回はライスですが、ナンにも合いそうな感じ。

分かったのは、テンパリングはカレーの風味づけに欠かせないということ。パウダースパイスには出せない深みが生まれます。
これまではホールスパイスといえばクミンシードのみでした。
これからホールスパイスのバリエーションを増やせば、もっと面白くなりそうだと思いました。カレーは作るたびに奥深いと感じます。
これでまた、本格的なカレーに一歩近づいた気がします。