未経験からエンジニアに転職しかけました。学習方法や思考法など。

エリスン
エリスン
どうも。エリスンです

今日は、わたしのエンジニア転職の備忘録です。
エンジニア転職を考えている方にとって、考え方など参考になる記事になっていると思います。

結果的に内定を得たものの転職していないので、やや異質かと思います。
ただ、勉強法、参考にしたブログや書籍も紹介しています。

これらは優れたものばかりですので、参考にしていただければ幸いです。

はじめに

この記事にたどり着いたということは、エンジニア転職を検討している方でしょう。
企業が弱体化する中、個人のスキルがより重要視されています。

その流れから、エンジニア職は魅力的です。
個人的には個人のスキルで生きていく事において、エンジニアは優れた選択肢だと思います。

わたし自身も、個人のスキルを伸ばして、どこでも働ける人材になりたいとおもってエンジニアを志しました。
転職を決意した当時は、30歳という節目を迎えようとしていた時期でした。
多くの人がそうであるように、わたしも仕事についていろいろと考えた時期でした。

「うちの会社のスキルは外では役に立たない」
「このままでいいのかなあ」
なんて考える日々が続きました。

そこで、いろいろと調べていくうちに、エンジニアに興味を持ちました。
スキルを武器に生きていく感じがかっこよく思いました。

以前からExcelVBAなどに触れていたことも大きかったです。
プログラミングで世の中を合理的にしていくことは、やりがいがあると感じました。

転職活動でやったこと

当然、プログラミングの勉強から始めました。
こちらのブログを指針としました。

プログラミング言語の選定は、インターネットの情報などを参考にして、Ruby。

まずはProgateに登録。


どんどんレベルが上がっていくので楽しかったです。

特にHTMLやCSSは、やればやるほど目に見える成果があったので。
当然、Progateのレベルは客観的指標ではありませんが。
学習は、HTML、CSSからはじめて、Rubyをやりました。

最終的にRubyでTwitterのクローンアプリを作ることが最終目標になっていました。
一通りやりましたが、「全然わからん」が正直なところでした。

次にRubyの書籍を購入。

書籍の課題である、タスク管理アプリを完成させました。
Progateのときよりは理解が深まった感じでしたが、「まだ全然わからん」感じ。

書籍の課題が終了したあとは、自分でアプリを設計して作っていきました。
課題をこなすのと、自分で考えてやるのでは全然違いました。
自分で考えて進んでいく中で、これまで課題でこなしていたことを理解していくことができました。

補足ですが、言語選択はRubyで良かったと思ってます。
企業の採用担当者や、レバテックの人も「Rubyとかやっとけばいい」みたいな感じが多かったです。

正直、未経験者が独学やスクールでこなした勉強なんて、仕事では使えません。
なので、未経験者はポートフォリオを作るなどして本気度を見せることが重要だと感じました。

IT業界を学んだ


エンジニアの友人に話を聞いたり、インターネットの情報を見たりしました。

SESが派遣みたいなイメージで、受託や自社開発の企業が人気といった漠然とした感じでしたが。

調べていくうちに、とりあえず受託や自社開発を狙っていこうと思いました。
友人のアドバイスなどを踏まえ、なんとなくの選択でした。

業界研究は、最終的にわからずじまいでした。

多分、いざ業界に入ってみないと、イメージが難しいと思います。
とはいえ、おおまかな業界の構造は掴んでおく必要があると思います。

転職活動を開始


学習開始3ヶ月が経過した頃に転職活動を開始しました。

活動の方針

受託または自社開発の企業をメインに探しました。
SESの企業の説明会にもオンラインで何度か参加しました。

エンジニアの知人などからは、とりあえず業界に入ることが重要と言われました。

一度業界に飛び込めば、自然とスキルが身について、転職も可能ということでした。

転職で利用したサービス

Wantedly、レバテックキャリアに登録しました。

Wantedlyはかなり使いやすかったです。

内定もWantedlyで接触した企業でした。

企業のページにある「話を聞きに行きたい」を押すだけで説明会のセッティングにつながったりします。

レバテックキャリアは、Wantedlyとは全く違うサービスです。

担当者がついて、いろいろ話をしながら企業を紹介してくれました。
業界のことも親切に教えてくれました。

ただ、転職支援関連のサービスは、内定者を出すことで会社から手数料を得るという形態です。
常に最適な求人情報を提示してくれるわけではないと考えるべきです。

最終的な判断は自分できちんとしていくことが必要と感じました。

とはいえ、担当者の方は、自分より業界の知識が豊富であることは間違いありません。
利用しない手はないと思います。

参考にした本

転職についての考え方などは、こちらの書籍などがかなり参考になりました。

「いつでも転職できる」の確信を持った人だけが、自由になれる
個人的にグッときた文章がいくつもありました。

転職を考えている人は必読の一冊です。

苦労したこと

第一に、プログラミング学習です。
Rubyの環境開発でつまずきました。

当初Chomebookで学習開始したのがダメでした。

なかにはChromebookでうまくやってる方もいるみたいですが、、

結果的に、環境開発はエンジニアの友人にほぼやってもらいました。

他には、オブジェクト指向の理解などがすんなりできませんでした(今も完全に理解していない)

第二に、家族の反対が辛かった。
パートナーは賛成してくれましたが、両親の反対が続きました。

もともと安定した職に就いていたこともあるのだと思います。
職に対する考え方は、ジェネレーションギャップがあるのかもしれません。

終身雇用がスタンダートではなくなっているとはいえ、最初に入った会社で定年を迎えるのが普通と考える人も多いので。

面接から内定まで

紆余曲折ありながらも、なんとか受託開発の企業に内定をもらえました。

内定をえられた会社は、自分の経験が活かせる数少ない企業だったのが決め手でした。

内定までの流れを説明すると
まずは会社説明会でした。会社訪問し、会社の理念や主力商品を見せてもらいました。
会社説明会後、メールで応募する旨を正式に伝えました。

後日採用面接に臨みました。

説明会時とは変わり、なぜエンジニアを希望するのかなど、色んなことを聞かれました。
自分の強みとか、エンジニアを志望する理由が固まっていたので、難なく答えられる質問でした。

内定を断る

結果的に内定を断りました。

理由は第一に、ちょっとビビったこと。
変化を望んだのに、変化にビビってしまったんです、、

現職への満足度が極めて低い場合とか、そもそも無職である場合には、やすやすと超えられた恐怖心だったでしょう。

第二に、サラリーマンである限り、職場に対する悩みは尽きないと悟ったから。

労働階級である限り、嫌なことをお金をもらってこなすことに代わりがないわけです。
そもそも論ですが。

例えば、フリーランスエンジニアになりたい気持ちが強ければ話は別だったでしょう。
未経験から経験を積んで、いずれ独り立ちということも努力と運次第でかなうかもしれません。

しかし、個人的にフリーランスに対する願望はありませんでした。
そうすれば、サラリーマンで居続けるわけですが

たとえ念願のエンジニアになれたとして、プログラミングを溺愛しながら変態的に仕事を楽しくこなす自分の姿は全く想像できませんでした。

むしろ、エンジニア職において、新しい技術を学習するしんどさや、加齢によるモチベーション低下などは大きなリスクではないかと考えるようになりました。

次第に、プログラミングは好きだけど、現職で活かしたり、趣味として続けるほうがしっくり来るようになりました。

第三に、大幅な収入減が辛かったからです。

未経験エンジニアの年収は、200万円台なんてザラです。

教育コストで赤字になるわけですから当然です。

一方、現職は毎年少しずつですが昇給していきます。
まさに安定を取りました。

努力で年収を上げていくよりも、たいした努力をせずに少しずつでも収入が上がったほうが楽そうでいいなーとか考えました。

そんなやつがエンジニア目指すんじゃねえよって話ですよね。

転職活動を通じて

一言でいうと、転職活動をやって本当に良かったです。

第一に、自分の仕事感を強烈に実感できたこと。

わたしは努力して成り上がるスタイルの生き方よりも、うまく楽に世の中を渡り歩くのが得意です。
所詮仕事なので、気楽にこなしていくほうが自分にはあっています。
そんで傍らで投資しながら早めにこの労働階級を脱するのを目指していくことにしました。

第二に、仕事はたくさんあるので、食いっぱぐれることはなさそうだと思えました。
世の中には色んな仕事があって、そこで働いて暮らしている人も当然います。

わたしは、自分の会社しか知らない「井の中の蛙」状態だったわけです。
他の会社を見ることができて、月並みな表現ですが、視野が広がりました。

第三に、プログラミングスキルが向上しました。
Rubyを通じてオブジェクト指向を少しだけ理解できたり、データベース設計を学べたり。

もともとやっていたVBAでも生きるスキルが身につきました。
思わぬ副産物でしたが、いまとなっては非常に大きな財産です。

まとめ

転職活動を通じて、色んなことを学び考えました。

プログラミングについてはもちろんですが
転職を機に考えた人生観や仕事観は、自分の行動指針になってくれています。

転職を迷っている人がいるならば、転職活動を開始してしまうのがいいと思います。
結果的に転職しなくても、貴重な経験になるはずです。

きっと、転職活動を通じて成長できるし、仕事や人生を見つめ直す機会になると思います。